2007年 12月 20日
大掃除と最終戦 |
先日部屋の大掃除してたら、19年前の二輪雑誌が出てきた。
片付けや大掃除、アルバムや昔の雑誌に邪魔される事って多くないですか?
その雑誌は、小排気量車のレースに強い「とある雑誌」だった。
パラパラとページを進めて行くと・・・ 見覚えのある姿が・・・・そう言えば、この頃からスタートは得意だったな(笑) そう、そこに写っていたのは19歳当時の僕の姿(笑)
この企画記事、全国各地の読者代表選手が集まり戦うと言うもの。
(僕はその前年にシリーズ戦を制し、有力チームに所属していたので)ダメモトで応募したら、なんと大阪代表として選出された!あくまでも読者対象企画なのに参加して、いいのかな~と思いつつもドタバタと準備が進む。
何よりレギュラーシーズンは違う車両で戦っていた僕、車両を借りてこなければならないのだ(笑)
なんとか車両は知人から借りて来た。外装部品はチームが用意してくれた、これで見た目は何とかなった(冷汗)
しかし、肝心のセットアップが間に合わない。
ここは開き直って、下手な改造よりもノーマル車両で持ち込んで「腕勝負」と言う無謀な戦略を企てた(爆)とは言ってもタイヤはユーズド、サスペンションもノーマル、スピードメーターも付いたままと言うお粗末状態・・・
レーストラックは生まれて初めて走る「新東京サーキット」、タイスケを確認すると、練習時間は10分(爆)周りの車両は皆改造車両でストレートはバカッ速!
ここは得意(?)のダーティーファイトで何台かの車両を脱落させ必死の3位入賞と言う結果(笑)
(ちなみに予選終了後に、地元チームから抗議があり乱闘寸前にも・・・これも若さ故か:笑)
今にして思えば、当時の僕は、自分の事しか考えていない(今以上に)嫌な男だった。
本当に生活全てのベクトルをレース活動に向けていたし、本気で世界GPに行くつもりだった(今から考えればなんて無謀な・・・)。
80年代後半にかけて、バイクレースは大ブームで、1クラスに150台エントリーなんてザラの状態、朝集まった数百チームのエントラントの80%が昼前にサーキットから立ち去るって事が当たり前だった。
そんな中で、社会経験もロクにしていない20前のガキンチョが毎レース入賞し、シリーズチャンピオンになんかなってしまったのだから始末に終えない。
インタビューでは「勝つ為にサーキットに来ている」なんて豪語し、車両の調子が少しでも悪ければ機嫌が悪くなったり・・・今の僕が当時の僕を見たら、多分シバいてると思います(汗)
優勝の際はサポートメーカー様への謝辞を述べつつ、腹の中では「他の選手より努力してるんだから勝って当たり前じゃ!」なんて思ったり・・・ロクでもないガキです。 ↑スタート前の集合写真でも「勝つ気マンマン」で笑ってしまいます(汗)
そんな事を思い出しつつ、今週末の幸田耐久最終戦の事を考える。
今の僕は、あの頃の僕より「勝ちたい気持ち」は弱くなったかもしれない・・・・
でも今の僕は、あの頃の僕より「楽しむ気持ち」は強くなっている・・・・
そして何より「仲間のために走るって気持ち」は当時の僕には殆ど無かった考え方だな・・・
そうやって考えると、レースを諦めてこの歳までそれなりに生きてきた僕も、ちょっとは「いい男」に近付けてるのかな・・・・なんて、恥ずかしい事を考えてしまう訳です。
そうそう。
近々、某監督から来年度の活動についての発表があると思うのですが、戦力外通告の内定を頂いている僕にとっては、いろんな意味で今週末の最終戦が重要なラウンドになると考えています。
そして大掃除がまったく進んでいない事にも気付く・・・・(笑)
片付けや大掃除、アルバムや昔の雑誌に邪魔される事って多くないですか?
その雑誌は、小排気量車のレースに強い「とある雑誌」だった。
パラパラとページを進めて行くと・・・
この企画記事、全国各地の読者代表選手が集まり戦うと言うもの。
(僕はその前年にシリーズ戦を制し、有力チームに所属していたので)ダメモトで応募したら、なんと大阪代表として選出された!あくまでも読者対象企画なのに参加して、いいのかな~と思いつつもドタバタと準備が進む。
何よりレギュラーシーズンは違う車両で戦っていた僕、車両を借りてこなければならないのだ(笑)
なんとか車両は知人から借りて来た。外装部品はチームが用意してくれた、これで見た目は何とかなった(冷汗)
しかし、肝心のセットアップが間に合わない。
ここは開き直って、下手な改造よりもノーマル車両で持ち込んで「腕勝負」と言う無謀な戦略を企てた(爆)とは言ってもタイヤはユーズド、サスペンションもノーマル、スピードメーターも付いたままと言うお粗末状態・・・
レーストラックは生まれて初めて走る「新東京サーキット」、タイスケを確認すると、練習時間は10分(爆)周りの車両は皆改造車両でストレートはバカッ速!
ここは得意(?)のダーティーファイトで何台かの車両を脱落させ必死の3位入賞と言う結果(笑)
(ちなみに予選終了後に、地元チームから抗議があり乱闘寸前にも・・・これも若さ故か:笑)
今にして思えば、当時の僕は、自分の事しか考えていない(今以上に)嫌な男だった。
本当に生活全てのベクトルをレース活動に向けていたし、本気で世界GPに行くつもりだった(今から考えればなんて無謀な・・・)。
80年代後半にかけて、バイクレースは大ブームで、1クラスに150台エントリーなんてザラの状態、朝集まった数百チームのエントラントの80%が昼前にサーキットから立ち去るって事が当たり前だった。
そんな中で、社会経験もロクにしていない20前のガキンチョが毎レース入賞し、シリーズチャンピオンになんかなってしまったのだから始末に終えない。
インタビューでは「勝つ為にサーキットに来ている」なんて豪語し、車両の調子が少しでも悪ければ機嫌が悪くなったり・・・今の僕が当時の僕を見たら、多分シバいてると思います(汗)
優勝の際はサポートメーカー様への謝辞を述べつつ、腹の中では「他の選手より努力してるんだから勝って当たり前じゃ!」なんて思ったり・・・ロクでもないガキです。
そんな事を思い出しつつ、今週末の幸田耐久最終戦の事を考える。
今の僕は、あの頃の僕より「勝ちたい気持ち」は弱くなったかもしれない・・・・
でも今の僕は、あの頃の僕より「楽しむ気持ち」は強くなっている・・・・
そして何より「仲間のために走るって気持ち」は当時の僕には殆ど無かった考え方だな・・・
そうやって考えると、レースを諦めてこの歳までそれなりに生きてきた僕も、ちょっとは「いい男」に近付けてるのかな・・・・なんて、恥ずかしい事を考えてしまう訳です。
そうそう。
近々、某監督から来年度の活動についての発表があると思うのですが、戦力外通告の内定を頂いている僕にとっては、いろんな意味で今週末の最終戦が重要なラウンドになると考えています。
そして大掃除がまったく進んでいない事にも気付く・・・・(笑)
by j-p-m
| 2007-12-20 22:49
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